
「投資と言えば、とりあえず積み立てNISAをやっておけばいい」少し前までの私は、本気でそう思っていました。
将来のためにコツコツ。でも、どこか「守り」の姿勢で、経済のニュースもどこか他人事。そんな株初心者の私に、ある日、強烈な転換点が訪れました。
きっかけは、街角で耳にしたある政治家の選挙演説です。
そこで語られていたのは、耳当たりの良い公約ではなく、これからの日本が歩むべき冷徹かつ熱い「設計図」でした。
「国が日本に投資し、民間も日本に投資する。明日が今日よりも良くなる国を、本気で作る」
彼女の言葉を聴いた瞬間、私の中でパズルのピースがハマるような感覚がありました。
「国と企業が本気で日本を動かそうとしているなら、ただ現金を眠らせておく(貯蓄する)ことは、むしろ未来に対する最大のリスクではないか?」
そう気付いた時から、私の投資に対する解像度は一気に変わりました。「つみたてNISA」という枠を超えて、なぜ今、自らの意思で「日本株」に向き合うべきなのか。
その答えを探るために、まずは私たちのお金の使い方を整理してみます。
【お金の使い方:4つのタイプ】 私たちの支出は、その目的と未来に与える影響によって、大きく4つに分類されます。
今のあなたのお金は、どのタイプに偏っていますか?
| カテゴリ | 定義 | 視点 |
|---|---|---|
| 貯蓄 | 将来のために蓄える(現金など) | 「守り」安心感はあるが、インフレ下では価値が目減りする「停滞」 |
| 消費 | 生活に必要な支出(家賃、食費など) | 「維持」生きていくためのベース。無駄を省く意識が大切 |
| 浪費 | 必要以上の贅沢、意味のない出費 | 「損失」一時の満足で終わり、未来には残らない |
| 投資 | 将来、より大きくなって戻る支出 | 「攻め」リスクを管理し、未来を作り出すエンジン |
これまでの私は、「貯蓄」と「消費」の間で、少しの「つみたてNISA(投資)」を添えるだけで満足していました。
しかし、前述の演説で語られたように、国と民間が足並みを揃えて日本への投資」を加速させようとしている今、「貯蓄(停滞)」から「投資(成長)」へと自分自身の資産をシフトさせることは、時代の波に乗るための最も論理的なアクションだと言えます。
日本株は何を買えばいい?株初心者が最初にぶつかる壁

演説を聞いて、私の直感は「これは日本株だ!今買わなきゃ!」と叫んでいました。国が動き、企業が動く。この波に乗らない手はない、と。
しかし、意気揚々とスマホの証券アプリを開いた瞬間、ふと指が止まります。「……で、具体的にどれ?」「日本を強くする企業」なんて検索ボタンはありません。
ニュースで見るのは日経平均という「全体」の話ばかり。私の手元にある資金で、あの日演説で聞いた「レアアース」や「海洋資源」に関連する株を買うには、一体どの銘柄コードを入力すればいいのか。
ここで、投資初心者の私は、現代の最強の助っ人に頼ることにしました。
ChatGPT(チャッピー)に、そのまま聞いてみた
私は、普段使いのAI ChatGPT(愛称:チャッピー)に、専門用語も何も使わず、私の欲望と現状をそのまま打ち込みました。
実際に送信したプロンプト(指示文)がこれです。
「日本 沖ノ鳥島 レアアース泥採掘関連企業 私でも手が出せる株」
プロの投資家が見たら「ざっくりしすぎだろ!」と怒られそうな検索ワードですが、これが初心者のリアルです。 (※ちなみに、正しくは「南鳥島」ですが、勢いで「沖ノ鳥島」と打ってしまっています。それでもチャッピーは意図を汲んでくれました)
すると数秒後、チャッピーから「それっぽい答え」が返ってきました。
チャッピーから返ってきた“それっぽい答え”
チャッピーは、「これが採掘している会社です!」と断定はできないものの、「この分野で技術や実績があり、市場で注目されやすい企業」として、以下のリストを整理してくれました。
※投資推奨ではありません。あくまでAIが挙げた「関連テーマ銘柄」です。
🛠 技術・機材分野(掘削・海洋資源)
深海から泥を引き上げる技術や、プラント建設に関わる企業たちです。
- 東洋エンジニアリング(6330)
- 三井海洋開発(6269)
- INPEX(1605)
- 石油資源開発(1662)
⚙ 精錬・材料加工(中間素材)
掘り出したレアアースを、使える形(磁石や素材)にする技術を持つ企業です。
- 信越化学工業(4063)
- 古河機械金属(5715)
- 島津製作所(7701)
- 大同特殊鋼(5471)
- 太平洋金属(5541)
🏭 商社・総合資源
プロジェクト全体を動かしたり、資源を流通させる「日本の怪物」たち。
- 豊田通商(8015)
- 三菱商事(8058)
- リネットジャパングループ(3556)
これらはレアアース泥採掘に直接関連する株ではありませんが、関連市場・技術テーマ株として注目されやすいとされています
株初心者が銘柄を選ぶ基準|日本株を判断するシンプルな考え方

チャッピーに「レアアース」について聞いた私は、さらに演説の内容を深掘りすることにしました。あの演説で印象に残っていたのは、日本がこれからの時代を生き抜くために、どの分野に力を入れ、どこに資源を配分していくのか、という視点でした。
私は再びチャッピーに相談し、それぞれの分野を支える代表的な企業をリストアップ。自分なりの「投資データベース」を作ってみました。
AIと作った「日本株ポートフォリオDB」

正直に言うと、並んでいるのは投資初心者の私には聞いたこともない企業ばかり。 「えっ、この会社は何を作っているの?」「このカタカナの会社、なんて読むの?」そんなレベルからのスタートです。
「なくなると、困る」という確信
でも、企業の事業内容を一つひとつ調べていくうちに、ある共通点に気がつきました。 それは、どの企業も「もし明日この会社がなくなったら、私たちの生活は一気に立ち行かなくなる」ということ。
- ミサイルから国を守る技術がなくなったら?
- 介護を支える仕組みが崩壊したら?
- 水道管の破裂を見つける術がなくなったら?
- 日本で食べるものを自分たちで作れなくなったら?
これまでは「株=値上がりして儲けるもの」というイメージしかありませんでした。でも、あの演説とチャッピーのリストを通じて、私の中に新しい基準が生まれました。
「この企業は、22世紀の日本に必要か? なくなったら私たちは困るか?」
この「たった一つの基準」で銘柄を見るようになってから、あんなに難しかった株のニュースが、まるで「自分たちの未来を守るための活動報告」のように見え始めたのです。
日本株の注目分野一覧|成長が期待される基盤産業カテゴリ

ここまで書いてきた通り、私が最初に決めたのは「どの株を買うか」ではありません。どの産業から観測するか。日本の成長戦略は多岐にわたり、一度ですべてを理解するのは正直無理です。
だから私は、「なくなったら困る順」に、日本の産業をいくつかのカテゴリとして眺めることにしました。ここで紹介するのは、あくまで私が今、重点的に見ている観測カテゴリです。
固定された正解ではなく、これから増えたり、深掘りされたりしていく前提のものです。
素材・エネルギー
鉄、非鉄金属、化学素材、そしてエネルギー。
これらは、あらゆる産業の一番下にある土台です。派手なニュースになることは少ないですが、ここが不安定になると、製造業もインフラも一気に影響を受けます。
私はまず、「見えにくいけれど、最初に必要になる分野」として、素材・エネルギー関連の企業から観測しています。
自動化・制御・モーター
人手不足、高齢化、現場の省力化。
こうした課題に、真正面から向き合っているのがこの分野です。工場、物流、インフラ、農業。あらゆる現場で使われているのに、消費者の目にはあまり触れません。
私はこの分野を、日本産業の「筋肉」や「動力」として見ています。
物流・商社・供給網
モノは、作っただけでは意味がありません。
運び、つなぎ、回す仕組みがあって初めて、社会は動きます。資源、エネルギー、食料、部品。それらを世界中から調達し、必要な場所へ届ける。
この分野は、日本経済の血管のような存在だと感じています。
水・通信・インフラ維持
水道、通信、道路、設備の保守。
普段は意識しませんが、止まった瞬間に生活が成立しなくなる分野です。新しいものを作るより、今あるものを、壊さず、止めず、支え続ける。
私はこの分野を、成長と同じくらい重要な**「維持の技術」**として見ています。
農業・食料・現場DX
食べ物は、最も身近で、最も根源的なインフラです。
高齢化、後継者不足、気候変動。日本の農業や食料供給は、静かに難易度が上がっています。
この分野では、人の知恵と技術で支え続ける仕組みに注目しています。
この章のまとめ
こうしてカテゴリごとに眺めてみると、共通して見えてくるのは、「派手ではないけれど、止まったら困る」という特徴です。
そして私は、これらの分野を一気に理解しようとしない代わりに、もっと小さな単位で関わる方法を選びました。
次の章では、
なぜ私が「1株」から始めているのか、その理由を正直に書いてみます。
株初心者は1株から始めるべき理由|少額投資のメリットと考え方

正直に言うと、私には最初から「何十万も一気に投資する覚悟」なんてありませんでした。
投資の世界に足を踏み入れたとはいえ、頭のどこかでは、「下がったらどうしよう」「失敗したら後悔しそう」そんな気持ちがずっとありました。
もしこれが、パチンコやゲーム課金だったら?
ちょっと極端な例ですが、私はふと、こんなことを考えました。もしこれが「パチンコ」「スマホゲームの課金」だったら、どうだろう。
……実はどちらも、私はやっていません。でも、周りを見ていると月に1〜2万円くらい、気づいたら消えているという話は、全然珍しくありません。
そこで考え方を変えました。
「そのお金を、いきなり増やそうとしなくていいから
“観測のため”に使えないだろうか?」
月2万円を「増やすかもしれない場所」に置く
貯金は、基本的に減りません。でも、増えもしません。
一方で株は、「下がることもある」「でも、上がる可能性もある」この「可能性」があります。もちろん、いきなり大きな金額を入れたら、下がったときに冷静ではいられません。
だから私は、1株ずつ、月に2万円くらいまでというルールを自分に課しました。
1株だと、驚くほど冷静でいられる
不思議なことに、1株だけ持っていると、株価が下がってもパニックになりません。「まあ、そういう日もあるよね」「なんで下がったんだろう?」と、感情より先に理由を探すようになります。
含み益が出ても、「売らなきゃ!」とはならず、「この会社、ちゃんと仕事してるかな?」と、ニュースを見る目が変わります。
私にとって1株は、利益を出すための道具というより、思考を鍛えるためのセンサーでした。
下がっても痛くない、だから判断を間違えない
株で一番怖いのは、値下がりそのものではなく、感情が判断を壊すことだと思っています。
- 焦って売る
- 根拠なく買い増す
- 後から後悔する
1株投資は、そのすべてを遠ざけてくれました。「下がっても致命傷にならない」この安心感があるからこそ、私は落ち着いて考え続けられています。
この章のまとめ
こうして私は、いきなり資産を増やそうとするのではなく、少額で、長く、考え続けるというやり方を選びました。
次の章では、このブログで何を書くのか/何を書かないのかを、はっきりさせておきます。
この投資ブログの方針|やること・やらないことを明確にします

ここまで読んでくれた方には、なんとなく伝わっているかもしれませんが、このブログには、はっきりしたスタンスがあります。
あらかじめ「やること」と「やらないこと」を明確にしておきます。
このブログでやること
- 買った理由・買わなかった理由を正直に書く
成功だけでなく、迷いや判断ミスも含めて記録します。 - 日本の産業や構造を、できるだけ噛み砕いて言語化する
専門家向けではなく、かつての自分にも分かる言葉で書きます。 - 1株投資・少額投資のリアルな思考ログを残す
結果よりも「考え方の変化」を大切にします。 - NotionやAIを使った観測の仕組みを共有する
再現できる形で、ツールの使い方も公開します。
このブログでやらないこと
- 不安や焦りを煽る書き方
「今すぐ買え」「乗り遅れるな」といった表現は使いません。 - 短期売買やテクニカル分析の解説
チャートの読み方や売買タイミングは扱いません。 - 「絶対に儲かる」「誰でも簡単」といった話
投資に万能な正解があるとは考えていません。 - 根拠のない断定的な投資推奨
最終判断は、必ず自分で考えてもらう前提です。
この章のまとめ
このブログは、「答えを与える場所」ではなく、考え方を一緒に育てていく場所です。派手さはありません。でも、無理もさせません。
もしあなたが、
- 投資に少し興味がある
- でも怖さもある
- できれば日本のことをちゃんと知りたい
そんな気持ちを持っているなら、このレポートは、きっと合うと思います。
株初心者がまず読むべき記事一覧(※準備中)
このブログは、完成されたノウハウを並べた場所ではありません。私自身が、考え、調べ、迷いながら進んでいく「途中経過のレポート」です。
そのため、ここで紹介する個別記事は、これから少しずつ増えていく予定です。
🧠 思考・思想ログ(準備中)
- なぜ私は、ある有名企業の株を「買わなかった」のか
- 株を「買う」よりも難しかった、「買わない」という判断
- 日本に投資する、という言葉の意味を考え直した話
👉考え方が固まった順に、記事として残していきます。
🏭 日本の基盤を支える企業たち(準備中)
- 素材・エネルギーを支える企業
- 自動化・制御・モーターで現場を動かす企業
- 物流・商社という“つなぐ役割”の企業
👉銘柄名よりも、「なぜそこを見るのか」を重視して書く予定です。
🛠 実践・ツール(準備中)
- NotionとAIを使った、日本株観測データベースの作り方
- 株初心者が、いきなり買わずにやって良かったこと
- 1株投資を続けるための、考え方とルール
👉真似できる形になるまで、試行錯誤した上で公開します。
正直に言うと、まだ「ここから読め」と言える記事は多くありません。でもその代わり、これから何を書くつもりなのかどんな順番で考えていくのかは、ここに全部書いてあります。
もし、「この考え方、ちょっと気になるな」と思ってもらえたら、また覗きに来てもらえると嬉しいです。
エンディング|このレポートは、ここから少しずつ増えていきます
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
このブログは、完成された投資ノウハウをまとめたものではありません。
私自身、まだ学び始めたばかりなので、日本株について調べながら、時にはAIを頼りつつ、その過程をレポートとして残していく、そんなスタンスです。
そして、少しでも投資に興味がある方や、将来に対する不安を減らしたいと感じている方に、一つの参考情報として共有できたらと思っています。